原油CFD・先物取引におすすめ業者を紹介!注意点や特徴も詳しく解説
海外FXのトレード銘柄のひとつである原油。
原油にはCFDと先物がありますが「どっちに投資したらいいの?」「そもそもCFDと先物の違いって?」「原油取引でおすすめの業者は?」と感じる方も多いですよね。
原油に投資する時、業者によってはオトクになる場合があります。また原油にはいくつかの特徴や取引の際に注意するポイントがあるのでこの機会に学んでおく必要があるでしょう。
今回は海外FXで原油CFD・先物取引をする際におすすめの業者をご紹介します。また、原油の特徴や取引に関する注意点も解説しますので併せてご覧ください。
理由は以下で詳しく解説します。
- 原油取引にはCFDと先物の2種類存在
- 原油CFDとは?
- 原油先物とは?
- CFDと先物の違い
- 原油の値動きの特徴
- ボラティリティが大きい
- 値動きが一方通行
- 相場が夜に動く
- 在庫指標の影響を受けやすい
- 原油トレードの注意点
- 産油地による原油商品の違いと価格に注意
- 原油先物の限月、SQ日に注意
- 取引時間に注意
- 海外FXで原油CFD・先物取引におすすめ業者を紹介!
- 1位:TitanFX
- 2位:FXGT
- 3位:XM Trading
- まとめ
原油取引にはCFDと先物の2種類存在
海外FXにおける原油とは基本的にWTI原油を指します。また、原油取引とはWTI原油先物価格を使って投資することを意味します。
WTI原油の先物取引量は世界最大です。その規模の大きさから世界の原油価格の指標の役割も果たしています。
原油はコモディティと呼ばれる値動きが比較的大きい商品です。そのため値動きから利益をだす投資家は好んで投資をします。
原油は基本的に先物市場でないと取引できません。原油を先物以外で取引するにはCFDやETFによって取引する必要があります。
それでは、海外FXの原油であるCFDと先物についてそれぞれどのようなものなのかを説明します。
原油CFDとは?
原油CFDは差金決済取引と呼ばれます。通常のように現金で買って値段が変わったら売るものではありません。ややこしいですが説明します。
CFD取引では売買の代わりに証拠金を預けることで商品を買付けて、差額が出てから決済します。
CFD取引の特徴は、株価指標や日経225などの個別銘柄以外に投資できる・買い注文と売り注文のどちらでも可能・レバレッジをかけられることです。
このような特徴から、証拠金が少ない人・塩漬けでも持ち続けられる人・長期的な投資をしたい人がCFD取引に向いているでしょう。
原油先物とは?
先物とは予約をして購入するようなもので、商品を未来の期日に取引した時点で決められた価格で売買することを約束するものです。
先物取引の最大の特徴は、取引に期日が決まっているということ。この日までに取引を済ませなければならないという期日のことを「現月」といいます。
このような特徴から、数百万以上の大きな証拠金を用意できる人・大きなレバレッジで取引したい人・短期間で売買できる人が先物取引に向いているでしょう。
CFDと先物の違い
原油CFDと原油先物の違いで抑えておくべきポイントは限月・必要証拠金・手数料・根洗い・取引形態・取引時間です。それぞれ説明していきましょう。
限月
- CFD:期限なし
- 先物:期限あり
先物市場には限月(期限)があります。限月がきたら強制的に決済されてしまいます。反対にCFDには限月がないので長期的に保有することが可能です。
必要証拠金
- CFD:少額で良い
- 先物:高額が必要
CFDの必要証拠金が少額な理由は最低取引額が低いからです。
CFDと先物のレバレッジはほとんど変わりません。例えばレバレッジを最大まで効かせたとします。その時、CFDなら4000円程度で取引できる銘柄があるのに対して先物は200,000円程度の証拠金がないと取引できません。
手数料
- CFD:スプレッド・オーバーナイト金利がかかる
- 先物:スプレッドのみ
オーバーナイト金利とは、保有した状態で日をまたいだ時に発生する金利のことです。オーバーナイト金利については金利が発生しない・金利が低い業者を選ぶことで回避できます。
値洗い
- CFD:なし
- 先物:あり
根洗いとは商品を保有した状態で日をまたぐ際に評価損益を清算するというものです。
損益があっても利益があっても1日単位で清算されてしまいます。つまり、長く持っていると知らぬ間に証拠金が減っていた!ということも起こるのです。
このような理由から先物は短期トレードで投資するべきだと思います。
取引形態
- CFD:板がない
- 先物:板がある
CFDと先物は取引形態が異なります。具体的にはCFDは店頭取引・先物は取引所です。
先物の取引所の取引では板注文があるため買いたい人と売りたい人の希望価格が見えます。板注文によって取引の内容が見えるので取引の透明性が高いです。
一方でCFDは板がないので、取引の内容が見えにくい仕様になっています。
取引時間
- CFD: 8:30〜翌7:00 (夏は 8:30〜翌6:00)
- 先物:8:45~15:15と16:30~5:30
先物は取引所が開いている時間しか取引できないのに対して、CFDはほぼ24時間取引することができます。先物取引は土日祝日にできませんが、CFDは祝日でも取引することができます。
ほとんどの人は取引所が開いている時間はお仕事をしていますよね。休憩時間にササッと取引するだけでは、急な値動きに対応できずに損をしてしまうこともあります。
ですので、時間の自由が効かない人はCFDでの取引がおすすめです。平日は仕事をして休日にCFDで取引をするというのも賢いかも知れません。
原油の値動きの特徴
海外FXの取引商品はそれぞれに特徴があります。
原油の特徴は、ボラティリティが大きい・値動きが一方通行・相場が夜に動く・在庫指標の影響を受けやすいことです。それぞれの特徴について説明しましょう。
ボラティリティが大きい
原油の値動きはボラティリティが大きいという特徴があります。
ボラティリティとは金融商品の取引量・値動き幅のことです。価格変動率と呼ばれることもあります。
ボラティリティが高いと大きな利益を狙える反面、損が膨らむ可能性があります。トレードの際はリスク管理を徹底しましょう。
値動きが一方通行
原油は値動きが一方通行であるといわれています。
通常の値動きは上下を繰り返してジリジリと進むものですが、原油は短時間・一直線に値動きすることが多いです。
そのため、瞬発的なトレードを狙える商品でもあります。
相場が夜に動く
原油は日中に値動きすることがほとんどありません。しかし、夜21:00あたりから一気に動き出します。
一見危ないようですが、日中仕事をして夜にトレードしたいという方にとっては合理的な値動きです。
在庫指標の影響を受けやすい
原油の値動きは「EIA週間石油統計原油在庫」という指標に左右されます。これは毎週水曜日の0:30に発表されていて、指標の発表直後は相場が大きく荒れます。
原油トレードの注意点
原油取引の際には注意すべき点があります。原油は値動きの特徴や指標による影響が独特な為、注意点を見逃すと急激な値動きに対応できなくなってしまうからです。海外FXの原油取引をする時の注意点について説明します。
産油地による原油商品の違いと価格に注意
原油は産油地によって商品名と価格が異なるので、間違えないようにしましょう。
原油のシンボルについて簡単に説明します。
- WTI原油は最もメジャー原油です。ニューヨークのマーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されています。
- WTI原油ミニはWTI原油の取引サイズを10分の1にしたものです。
- ブレント原油はロンドン商品先物取引所で取引されている原油です。原油の質が高いため、WTI原油よりも10ドル〜20ドル高い価格で取引されています。
原油先物の限月、SQ日に注意
原油の先物では限月とSQ日に注意しましょう。理由は先物では限月があり最長でも3ヶ月しか保有できないからです。
限月であることに気づかずに、損が膨らんだまま決済するということがないようにしましょう。限月を過ぎると銘柄の名前も変更されます。
またSQ日にも注意が必要です。
SQ日は特別清算指数といって清算価格の決定に利用されるものです。
毎年3・6・912月のSQ日とその前日は取引が活発になりますので、SQ日に保有していて大丈夫なのか判断するなどして自分のポジションを明確にしておきましょう。
取引時間に注意
原油の取引で注意したいのが取引する時間帯です。
原油の相場は夜21:00から大きく動きます。そのため毎日20時あたりから相場をよく観察して値動きに注目しておく必要があります。特に水曜には「EIA週間石油統計原油在庫」が発表されるので、21:00と0:30の両方に注意を配りましょう。
しかし悪いことだけではありません。原油の値動きの特徴に一方通行というものがあります。つまり一方通行で大きな値動きを見せるということです。
これは大きなチャンスですので毎週水曜日は注意して過ごしましょう。